解雇の金銭的解決の金額が公表されている

厚生労働省審議会

あっせん・労働審判・訴訟など最終的な解決方法になりますが、それぞれ金銭てきな解決をした場合の統計があります。厚生労働省の審議会・研究会等第2回解雇無効時の金銭的救済制度に係わる技術的論点に関する検討会なるもので解雇などの問題を検討しているようで、その参考資料とされているものです。

あっせん   156,400円(1.1か月分)
労働審判   1,100,000円(6か月~9か月)
裁判上の和解 2,301,357円(12か月~24か月)

金額の水準

この中にはバックペイまで含まれています。統計上はかなりばらつきのある中央値となります。あくまで統計上の金額ですが、ご自身に当てはめてみる場合はカッコ書きの月数で計算して見られた方が分かりやすいと思います。私があっせんをおすすめしないのもこの訴訟をすれば取れる金額を裁判費用が掛かるという理由であっせんで終わらせている人をみているからです。弁護士には訴訟上の和解で解決金としては概ね6か月~10か月分とバックペイとなると聞いていますので上記の月数程度になると思われます。金額は統計ですのでわかりませんがご自身の給料額を月数で計算すると会社から取れる金額の概算は検討できるのではないでしょうか。

ご興味がある方は検討会の内容もご確認ください。